腐った妄想の吐きだし口。
現在は聖闘士星矢の蠍座のミロのハマっております。
2015/04/10 (Fri)00:08
今更ですが、パラ銀お疲れ様でした。3年ぶりのコミケはテンション上がりっぱなしで、幸せ過ぎてかなりの不審者でした。
私が高校生だったころ、グッツと言えばラミカやキーホルダーなどが主流でしたが、今はキャライメージのアクセサリーとかもあるんですね。びっくりです。
蠍座モチーフのレジンアクセ、可愛いくて思わず買っちゃった。これなら普通につけててもオタだとは思われませんね。
私もレジンアクセ作るの好きだから、そのうちサークルでも参加してみたいなぁ。
さて、昼間妄想していたカミュミロ(♀)の貴族パロです。
カミュ 子爵家の一人息子。
ミロ 公爵家の娘。持病持ちの兄、カルディアがいる。
避暑地に遊びに来て、ミロとカルディアは珍しい蝶を見つける。ひらひらと舞う蝶を夢中で追いかけ、気が付けば兄とはぐれて一人深い森の奥にたたずむミロ。
「だれかいませんかー?」
日が落ちて、徐々に薄暗くなっていく森の中。半べそ掻きながら闇雲に歩き続けていると、ちらちらと灯が見える。
「おーい、だれかいるー!?」
必死に叫びながら、灯を目指して駆け出す。
一方、夕方に咲く植物の観察の為森の中を歩いていたカミュは、微かに聞こえてきた声に耳を澄ませる。
「おんなのこのこえ!?」
手にしていたランプをかざしてみるけれど、暗くてよく分からない。
「だれかいるのかー?わたしはここだー」
普段張り上げることのない大声で叫ぶと小さくだが「だれかー」と確かに返事が聞こえた。
「おーい、しっかりしろー。だいじょうぶだ、すぐいくー」
微かに聞こえる声を頼りに雑草の生い茂った地面をけり上げ走る。微かだった声がだんだん近くに聞こえてくる。
「あ!いたぁ」
先に声を上げたのは女の子の方だった。宝石みたいな青い目にこんもりと涙を溜めて、今にも泣き出しそうだ。
「だいじょうぶか?わたしはカミュ。アクエリアスけのものだ」
「おれ、ミロ。スコーピオンけの…」
安心したのか、ミロと名乗った少女はしゃくり上げながらとうとう泣き出した。
そんなこんなで、二人が出会ったのが7歳の時。これをきっかけに二人時々カルディアで仲良く遊ぶようになる。それは二人が成長しても変わらず、毎年夏の短い時間を共有しつづけていた。
14歳の夏。
別荘の近くを流れる小川に足を浸しながらカミュは本を読んでいた。そのすぐ傍で、ミロがスカートの裾を膝までまくり、水遊びをしている。
「はしたないぞ、ミロ」
「むー。カミュまで婆やみたいなこといわないでよ」
ミロの白くしなやかな足が、川の水を蹴り上げ、水しぶきが舞った。
本に集中しているふりをしながら、カミュはその光景をこっそりと目に焼き付ける。
「近頃じゃさ、父様も母様も俺に縁談と社交界の話ばかりするんだ。俺、そんなの全然興味ないのに」
「…お前は公爵家の娘だからな。その年で許嫁がいないのが不思議なくらいだ」
「やめてくれ。結婚、とか…まだそういうの全然考えられない」
もう一度、ミロが水面を蹴り上げた。踊る水飛沫を見つめ、それから物憂げに視線を落とす。
「カミュとなら…いいよ、結婚しても。でもそれ以外はイヤ。考えたくない」
「ミロ」
貴族の結婚は家同士の結びつきを意味する。子爵家のカミュと公爵家のミロとではつり合いは取れない。それは、誰よりも当人同士がよく分かっている。
「…冗談だよ。誰が相手だって、まだ結婚なんて考えられない」
川から足を出すと、飛沫を拭うこともせずにサンダルに足を通す。ぐちゅりと不快な音がしたが、構わずにミロはカミュに背を向け「ゴメン、先に帰るわ」とそっけなく言い放つと振り返ることなくその場を去って行った。
残されたカミュは、本を閉じじっと水面を見つめていた。
少年期の終わりはすぐそこまで迫っている。大人になってしまえば、今までのようにじゃれ合うことは叶わない。
その日を最後に、避暑地でミロの姿を見ることはなかった。
仕方のないことだと思いながらも、あきらめきれないカミュ。
時は流れて、18歳でカミュも社交界デビューを果たす。
そこで知り合ったデスマスク、シュラ、アフロディーテに誘われ娼館に行くことに。
始めは渋るカミュだが、何事も経験と唆され、どうせならばと碧眼ブロンドの娘を指定。
ならばとっときの娘がいると女将に言われて通された部屋にいたのはまさかのミロ。
「どうしてお前がここに…!?」
滅多に表情を崩さないカミュが、驚きに目を見開く。それはミロも同じで、驚き過ぎて声も出ないようだった。
ミロに詰め寄り、その肩を乱暴に揺する。
「なぜだ、なぜお前がこのような真似を!お前は公爵家の娘だろう。なぜこのよ「五月蠅い!」」
カミュの手を振りほどくと、ミロはキュッと眉根を寄せ正面から睨みつけた。
「余計な詮索はマナー違反だ。無粋な客は断らせてもらう」
「待て」
ベッドから降りて立ち去ろうとするミロの手を咄嗟に掴み強引に引き戻す。
「……ならば、相手をしてもらおう。それでよいのだな」
ミロは唇を噛みしめると静かに頷いた。仕事用の笑顔を貼り付けると「脱ぐのと脱がせるの、どちらがお好み?」と問うた。
で、カミュはミロに筆/お/ろ/し/してもらい、お前本当に初めてか?ってくらい何度も挑んでとうとうミロ気絶。
目覚めるとそこは、知らない御宅。パニックになってるミロにカミュが、何があったか正直に話せと詰め寄る。初めは抵抗したミロだが、意を決してすべてを話すことに。
簡単に纏めると、両親が事故死→叔父に家を乗っ取られる→カルディアの病気が悪化→医者代は自分で稼げと言われ市場で働いていたが全然足りず、仕方なく身売りする羽目に。身売りするような娘は公爵家にはいらないとカルディアともども追い出される。
「ミロ…お前が辛い時に何も力になれず、すまないことをした」
ミロはゆるゆると首を振ると、「俺のことは忘れてくれ」と言い部屋を出ていこうとする。
「待て、ミロこれからどこへ行くというのだ?お前には帰る家はないのだろう?だったらここに住めばいい。カルディアもすぐに呼び寄せる」
「止めてくれ!!」
激昂し叫ぶと、ミロはその場に崩れ落ちた。細い肩が震えている。
「カミュ、気持ちは嬉しいが君を親友と思うからこそ、同情を寄せられるのが辛い。俺のためを思うなら、ほっといてくれ」
カミュはすぐにミロを抱きしめたかった。だが、ミロがはっきりと拒絶を示している以上それは憚られた。ぐっと手を握り締め、耐え難い衝動を抑える。
「私の身内に優秀な医者がいる。彼ならば、カルディアの病を治せるかもしれない」
「え?」
「よく考えろ、ミロ。これはお前だけの問題ではない。カルディアの命もかかっているのだ」
ミロは目を閉じ、しきりに何かを呟いていた。それから決心したように一度目を閉じるとカミュの顔を真っ直ぐに見た。
「カミュ、その申し出ありがたく受けることにする。だが、俺にはお前に返せるものがない。それが、心苦しい」
「…ならば、ここにいる間だけでいい。私の妻になってくれないか」
婚姻を結ぶ前の同性=愛人契約を結んだ二人。カミュの紹介してくれた医者デジェルはとても優秀でカルディアの具合も過度の運動さえしなければ普通の人と変わらない程度にまで回復。(それでもたまに発作はでるけど)叔父を相手に裁判を起こし、見事地位奪還に成功。
愛人契約も解消。
ミロが出ていく日、カミュは改めてプロポーズ。
で、ハッピーエンド。
この日記、8日に書きはじめたんだけど、家事やら子供の世話やらで完成が10日になっちゃったよ。大した事書いてないのにね。
私が高校生だったころ、グッツと言えばラミカやキーホルダーなどが主流でしたが、今はキャライメージのアクセサリーとかもあるんですね。びっくりです。
蠍座モチーフのレジンアクセ、可愛いくて思わず買っちゃった。これなら普通につけててもオタだとは思われませんね。
私もレジンアクセ作るの好きだから、そのうちサークルでも参加してみたいなぁ。
さて、昼間妄想していたカミュミロ(♀)の貴族パロです。
カミュ 子爵家の一人息子。
ミロ 公爵家の娘。持病持ちの兄、カルディアがいる。
避暑地に遊びに来て、ミロとカルディアは珍しい蝶を見つける。ひらひらと舞う蝶を夢中で追いかけ、気が付けば兄とはぐれて一人深い森の奥にたたずむミロ。
「だれかいませんかー?」
日が落ちて、徐々に薄暗くなっていく森の中。半べそ掻きながら闇雲に歩き続けていると、ちらちらと灯が見える。
「おーい、だれかいるー!?」
必死に叫びながら、灯を目指して駆け出す。
一方、夕方に咲く植物の観察の為森の中を歩いていたカミュは、微かに聞こえてきた声に耳を澄ませる。
「おんなのこのこえ!?」
手にしていたランプをかざしてみるけれど、暗くてよく分からない。
「だれかいるのかー?わたしはここだー」
普段張り上げることのない大声で叫ぶと小さくだが「だれかー」と確かに返事が聞こえた。
「おーい、しっかりしろー。だいじょうぶだ、すぐいくー」
微かに聞こえる声を頼りに雑草の生い茂った地面をけり上げ走る。微かだった声がだんだん近くに聞こえてくる。
「あ!いたぁ」
先に声を上げたのは女の子の方だった。宝石みたいな青い目にこんもりと涙を溜めて、今にも泣き出しそうだ。
「だいじょうぶか?わたしはカミュ。アクエリアスけのものだ」
「おれ、ミロ。スコーピオンけの…」
安心したのか、ミロと名乗った少女はしゃくり上げながらとうとう泣き出した。
そんなこんなで、二人が出会ったのが7歳の時。これをきっかけに二人時々カルディアで仲良く遊ぶようになる。それは二人が成長しても変わらず、毎年夏の短い時間を共有しつづけていた。
14歳の夏。
別荘の近くを流れる小川に足を浸しながらカミュは本を読んでいた。そのすぐ傍で、ミロがスカートの裾を膝までまくり、水遊びをしている。
「はしたないぞ、ミロ」
「むー。カミュまで婆やみたいなこといわないでよ」
ミロの白くしなやかな足が、川の水を蹴り上げ、水しぶきが舞った。
本に集中しているふりをしながら、カミュはその光景をこっそりと目に焼き付ける。
「近頃じゃさ、父様も母様も俺に縁談と社交界の話ばかりするんだ。俺、そんなの全然興味ないのに」
「…お前は公爵家の娘だからな。その年で許嫁がいないのが不思議なくらいだ」
「やめてくれ。結婚、とか…まだそういうの全然考えられない」
もう一度、ミロが水面を蹴り上げた。踊る水飛沫を見つめ、それから物憂げに視線を落とす。
「カミュとなら…いいよ、結婚しても。でもそれ以外はイヤ。考えたくない」
「ミロ」
貴族の結婚は家同士の結びつきを意味する。子爵家のカミュと公爵家のミロとではつり合いは取れない。それは、誰よりも当人同士がよく分かっている。
「…冗談だよ。誰が相手だって、まだ結婚なんて考えられない」
川から足を出すと、飛沫を拭うこともせずにサンダルに足を通す。ぐちゅりと不快な音がしたが、構わずにミロはカミュに背を向け「ゴメン、先に帰るわ」とそっけなく言い放つと振り返ることなくその場を去って行った。
残されたカミュは、本を閉じじっと水面を見つめていた。
少年期の終わりはすぐそこまで迫っている。大人になってしまえば、今までのようにじゃれ合うことは叶わない。
その日を最後に、避暑地でミロの姿を見ることはなかった。
仕方のないことだと思いながらも、あきらめきれないカミュ。
時は流れて、18歳でカミュも社交界デビューを果たす。
そこで知り合ったデスマスク、シュラ、アフロディーテに誘われ娼館に行くことに。
始めは渋るカミュだが、何事も経験と唆され、どうせならばと碧眼ブロンドの娘を指定。
ならばとっときの娘がいると女将に言われて通された部屋にいたのはまさかのミロ。
「どうしてお前がここに…!?」
滅多に表情を崩さないカミュが、驚きに目を見開く。それはミロも同じで、驚き過ぎて声も出ないようだった。
ミロに詰め寄り、その肩を乱暴に揺する。
「なぜだ、なぜお前がこのような真似を!お前は公爵家の娘だろう。なぜこのよ「五月蠅い!」」
カミュの手を振りほどくと、ミロはキュッと眉根を寄せ正面から睨みつけた。
「余計な詮索はマナー違反だ。無粋な客は断らせてもらう」
「待て」
ベッドから降りて立ち去ろうとするミロの手を咄嗟に掴み強引に引き戻す。
「……ならば、相手をしてもらおう。それでよいのだな」
ミロは唇を噛みしめると静かに頷いた。仕事用の笑顔を貼り付けると「脱ぐのと脱がせるの、どちらがお好み?」と問うた。
で、カミュはミロに筆/お/ろ/し/してもらい、お前本当に初めてか?ってくらい何度も挑んでとうとうミロ気絶。
目覚めるとそこは、知らない御宅。パニックになってるミロにカミュが、何があったか正直に話せと詰め寄る。初めは抵抗したミロだが、意を決してすべてを話すことに。
簡単に纏めると、両親が事故死→叔父に家を乗っ取られる→カルディアの病気が悪化→医者代は自分で稼げと言われ市場で働いていたが全然足りず、仕方なく身売りする羽目に。身売りするような娘は公爵家にはいらないとカルディアともども追い出される。
「ミロ…お前が辛い時に何も力になれず、すまないことをした」
ミロはゆるゆると首を振ると、「俺のことは忘れてくれ」と言い部屋を出ていこうとする。
「待て、ミロこれからどこへ行くというのだ?お前には帰る家はないのだろう?だったらここに住めばいい。カルディアもすぐに呼び寄せる」
「止めてくれ!!」
激昂し叫ぶと、ミロはその場に崩れ落ちた。細い肩が震えている。
「カミュ、気持ちは嬉しいが君を親友と思うからこそ、同情を寄せられるのが辛い。俺のためを思うなら、ほっといてくれ」
カミュはすぐにミロを抱きしめたかった。だが、ミロがはっきりと拒絶を示している以上それは憚られた。ぐっと手を握り締め、耐え難い衝動を抑える。
「私の身内に優秀な医者がいる。彼ならば、カルディアの病を治せるかもしれない」
「え?」
「よく考えろ、ミロ。これはお前だけの問題ではない。カルディアの命もかかっているのだ」
ミロは目を閉じ、しきりに何かを呟いていた。それから決心したように一度目を閉じるとカミュの顔を真っ直ぐに見た。
「カミュ、その申し出ありがたく受けることにする。だが、俺にはお前に返せるものがない。それが、心苦しい」
「…ならば、ここにいる間だけでいい。私の妻になってくれないか」
婚姻を結ぶ前の同性=愛人契約を結んだ二人。カミュの紹介してくれた医者デジェルはとても優秀でカルディアの具合も過度の運動さえしなければ普通の人と変わらない程度にまで回復。(それでもたまに発作はでるけど)叔父を相手に裁判を起こし、見事地位奪還に成功。
愛人契約も解消。
ミロが出ていく日、カミュは改めてプロポーズ。
で、ハッピーエンド。
この日記、8日に書きはじめたんだけど、家事やら子供の世話やらで完成が10日になっちゃったよ。大した事書いてないのにね。
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