腐った妄想の吐きだし口。
現在は聖闘士星矢の蠍座のミロのハマっております。
2015/06/20 (Sat)01:31
僅かな空気の変化に、ミロは食器を洗う手を止めた。
慌ててダイニングに置かれたベビーベッドに駆け寄ると、息子がふえふえと愚図り始めている。
やがて、大きな声をあげてオンギャーと泣き出した。
「よしよし、セリカ。お腹がすいたのか?」
抱き上げると手がひんやりと氷を掴んだ様に冷たい。
息子の睫毛に付いた涙は、氷の粒になって頬を転がり落ちると床にパラパラと落ちた。
乳首を口に含ませると、セリカは漸く落ち着き、一心不乱に乳を吸う。
「おや、セリカはまたご飯か?」
「俺に似て食いしん坊みたい」
「体が大きいからな。その分腹が空くんだろう」
母親の腕の中で安心しきって乳を吸う息子の顔を見るのが、カミュは何よりも好きだ。
この世で一番微笑ましい光景だと思う。
「生れ落ちてから数か月だというのに、もう凍気を操るか。お前は優秀な聖闘士になるな」
セリカの睫毛に残った雪の結晶を指で拭い、カミュは満足げに頷いた。
「そうだな。体付もがっしりしてるし、強い子に育つだろう。なにより、俺とカミュの子だからな」
「あぁ。時期が来たら、私が直々に稽古をつける。そして…」
そこで、はたとカミュは気が付いた。
白鳥座の聖衣は弟子の氷河が受け継ぐ。そして水瓶座は現在自分が所有している。
凍気使いが纏うにふさわしい聖衣が残っていない。
「アイザックの様に海闘士になる道も…いや、それではアテナに申し訳が立たない。ならば私の後を継がせ水瓶座を譲れば、だが氷河も青銅で終わる器ではない予感がする。いずれは私と並び立つ所まで…氷河に水瓶座を明け渡した後、この子に白鳥座を譲れば…いや、だが…」
真剣に悩み始めた夫にミロはぽつりと呟いた。
「カミュ、この子魚座なんだけど…」
息子の名前、セリカはカクテルから。ウォッカベースにほんの少しですがアップルジュースが入るらしいです。
慌ててダイニングに置かれたベビーベッドに駆け寄ると、息子がふえふえと愚図り始めている。
やがて、大きな声をあげてオンギャーと泣き出した。
「よしよし、セリカ。お腹がすいたのか?」
抱き上げると手がひんやりと氷を掴んだ様に冷たい。
息子の睫毛に付いた涙は、氷の粒になって頬を転がり落ちると床にパラパラと落ちた。
乳首を口に含ませると、セリカは漸く落ち着き、一心不乱に乳を吸う。
「おや、セリカはまたご飯か?」
「俺に似て食いしん坊みたい」
「体が大きいからな。その分腹が空くんだろう」
母親の腕の中で安心しきって乳を吸う息子の顔を見るのが、カミュは何よりも好きだ。
この世で一番微笑ましい光景だと思う。
「生れ落ちてから数か月だというのに、もう凍気を操るか。お前は優秀な聖闘士になるな」
セリカの睫毛に残った雪の結晶を指で拭い、カミュは満足げに頷いた。
「そうだな。体付もがっしりしてるし、強い子に育つだろう。なにより、俺とカミュの子だからな」
「あぁ。時期が来たら、私が直々に稽古をつける。そして…」
そこで、はたとカミュは気が付いた。
白鳥座の聖衣は弟子の氷河が受け継ぐ。そして水瓶座は現在自分が所有している。
凍気使いが纏うにふさわしい聖衣が残っていない。
「アイザックの様に海闘士になる道も…いや、それではアテナに申し訳が立たない。ならば私の後を継がせ水瓶座を譲れば、だが氷河も青銅で終わる器ではない予感がする。いずれは私と並び立つ所まで…氷河に水瓶座を明け渡した後、この子に白鳥座を譲れば…いや、だが…」
真剣に悩み始めた夫にミロはぽつりと呟いた。
「カミュ、この子魚座なんだけど…」
息子の名前、セリカはカクテルから。ウォッカベースにほんの少しですがアップルジュースが入るらしいです。
PR
Comment
実は…
単にネーミングセンスがないので、オリキャラを作るときは大体カクテルの名前を貰ってます(=_=)ウォッカ=カミュ、リンゴジュース=ミロ で検索掛けた中から人っぽいものをチョイスしましたWWW
クリスタル聖闘士( ゚Д゚)その手があったか!?
全身タイツ男として、お茶の間の皆さんを沸かせたあの人ですね。
彼の後を継がせるくらいなら、アスガルドに就職…神闘士って凍技使いないんでしたっけ?
あんなに、吹雪いてるのに。
クリスタル聖闘士( ゚Д゚)その手があったか!?
全身タイツ男として、お茶の間の皆さんを沸かせたあの人ですね。
彼の後を継がせるくらいなら、アスガルドに就職…神闘士って凍技使いないんでしたっけ?
あんなに、吹雪いてるのに。