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腐った妄想の吐きだし口。 現在は聖闘士星矢の蠍座のミロのハマっております。
2025/05/24 (Sat)04:52
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2015/08/15 (Sat)01:45
御免なさい、作業しながらの視聴だったのであんまり記憶に残ってないです<m(__)m>

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2015/08/09 (Sun)10:15
夫「ねぇ、嫁ちゃん。アテナエクスクラメーションってどんな技?」
私「一人が野球のキャッチャーのように座って構え、その後ろに2人の人間が立ち、胸の位置でカメハメハを打つ映像を想像してください。意力はビックバン並です。ちなみに反則技なので、使うと畜生になります」
夫「イメージと全然違うなぁ」
私「てか、何で急にそんな事質問してきたの?」
夫「メールで「?」打ってたのよ。で、「?」とセットで「!」あるよね。正式名称エクスクラメーションマーク。二つ合わせて「ハテナエクスクラメーション」。あぁ、必殺技っぽい。あれ、確かそんな技名どっかで聞いた?」
私「それでアテナエクスクラメーションかよ!」
夫「アテナ吃驚!吃驚アテナ!!なんか、フィギアについてる驚いた顔のアテナみたいだね。悲しいアテナ、喜びアテナもございますみたいな」

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2015/08/06 (Thu)16:56
「セイッ」

「踏み込みが甘い!」

 ミロが放った渾身の一撃を軽くいなし、その反動を使ってこちらの蹴りを鳩尾へと見舞った。ミロの方も体をひねって回避しようとしたが、一歩及ばず。まともに喰らって潰れたカエルのような悲鳴を上げると、ずるずると地面に崩れ落ちた。
 今日の課題は、俺の頭の上に乗せた林檎を落とすこと。ミロは全身を使って攻撃ができるが、俺が使っていいのは右足のみだ。

「ほらほら、反撃を予期してガードを固めないと。痛い目見るわよ」

「ハ、イ」

 ミロは何とか呼吸を整えると、立ち上がりもう一度構える。彼と組手を始めて、かれこれ三時間は経過しているはずだ。
 ほう、まだやれるか。チビのくせに大したものだ。
 一日の訓練をこなした後、これほど動き回れるものは訓練生の中でも一握りだ。
 努力家のチビに敬意を表し、こちらも構える。ミロは大きく息を吸うと「ハイ」と声を張り上げ、地面を蹴った。




「うぅぅ。きょうもりんご、とれなかった」 

「そう簡単に取らせないよ。こう見えても、私だってサガと同等の実力があるんだからね」

 ミロの鍛錬に付き合い始めて早一か月。経過は順調かな。このままいけば、間違いなく白銀クラス。うまくいけば、本当に黄金に手が届くかもしれない。

「ねぇ、おれ、ちょっとはつよくなった?せいちょう、してる?」

「はぁ?ありんこほども強くなってないわよ」

「むぅ!おれ、はやくつよくなって、ごーるどせいんとなりたいのに!」

「あら、随分と野心家になったじゃない」

「やしんか?」

「夢だけはでっかいってこと」

「おぉ!おれ、やしんかなのよ!はやくごーるどせいんとになって、さがのおてつだいするのよ」

「はぁ?」

 ミロの口から出てきた名前に、仮面の下で思いっっっっきり渋い顔をする。それに気付く素振りもなく、ミロはキラキラとした目で話をつづけた。

「さがと、たんれんしたり、にんむにでたり、いろいろしたいの!そしたら、かのんうれしいでしょ?」

「お前の脳みそはどうなってるの?なんでミロとサガが仲良しだと私が嬉しいわけ?」

「あいおりあと、おれがなかよしだと、あいおろすはじぶんのことみたいにうれしい!あいおりあは、あいおろすの、だいじなかぞくだから。さがとかのん、きょうだいでしょ?かのんもおれとさがが、なかよし、うれしくないの?」
 
 サガの友人である、爽やかに暑苦しい男の顔が目に浮かぶ。そして、そのミニチュアの弟。

「あー、うん。あそこのベタベタ兄弟だったら、嬉しいんでしょうね。でも私とサガはそんなに仲良くないから」

 ミロはさっと表情を曇らせると、「きょうだいなのに?」と呟いた。
 兄弟だからだ。
 ミロの疑問に胸の内で返事をして、生意気なことを言うミロの唇を、摘まんで引っ張る。ミロは慌て手足をバタつかせた。くぐもったアヒルの鳴き声のような抗議の声が、唇の端から漏れる。

「あらあら、そんなんじゃ聖闘士なんて夢のまた夢ね」

 クスクス笑いながら手を放してやると、ミロは唇をなぞりながら「いじわるかのん」とふくれっ面になる。
 これでこの話は終わり。

 ミロは泉に顔を突っ込むようにして洗うと、ぶるぶると頭を振った。こういう所は犬そっくりだ。俺の顔を見ると嬉しそうに駆け寄ってくるし、カノンカノン五月蠅いし、多少の意地悪にもめげずについてくるし、こいつ意外と犬属性なのかも知れない。

「かのんは、あらわないの?」

「女聖闘士は素顔を見せないの。前もそう言ったでしょ。おバカさん」

「かおにあせかいたら、どうするの?」

「我慢も修行のうち」

「寝るときは?」

「付けて寝る」

「お風呂は?」

「素早く洗って付ける」

「じゃ、ご飯食べるときどうするの?」

「ボッチ飯。もしくは、ちょっとだけずらして、素早く戻す」

 適当に答えると、ミロは「おんなのこって、たいへんなのね」と大人ぶって頷いた。


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2015/08/01 (Sat)12:46
明々様

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2015/08/01 (Sat)12:28
7月20日
 この衝撃を、どのように受け止めればいいのか、まだ頭の中が混乱していて分からない。どうやら私の恋は、発覚と同時に散ってしまったらしい。

7月28日
 まだ、胸の奥の方がシクシクと痛む。二十五にもなって、今更こんな青臭い恋をするとは思わなかった。
 頭の中を整理するために、先日の大変衝撃的だった出来事を書き連ねてみる。
 仕事帰りにスーパーによるとミロが買い物をしているところに遭遇した。声を掛けようと近づいてみると、女性を連れていることに気が付いた。
 すらりと背が高く、栗毛色の髪をした綺麗な女性。2人は寄り添い、時に彼女がミロの服の裾を控えめに引っ張って甘えたように何事かを囁き、微笑みあい…どこからどう見ても恋人同士としか言いようがなかった。
 友人に恋人がいた。それはとても喜ばしいことのはずなのに、脳天から稲妻を落とされた心地がした。

 私はミロに恋心を抱いていたのだ。

 気が付く前は何ともなかったのに。気が付いてしまったとたんに切なくなる。
 ミロの善意の差し入れに胸を躍らせ、そして彼の恋人のことを思い出し悲嘆にくれるのだ。

 そして、今日。
 ミロから『南瓜のお裾分けを貰ったが食べきれない。よければ取りに来いよ』とメールが来たので、私はうきうきとしながら彼の家に行った。
 ところが、チャイムを鳴らして出てきたのは、ミロではなかった。あの恋人だったのである。
 驚いて言葉を失った私に、彼女は胡散臭そうに私を天辺からつま先まで視線を巡らせると、

「どちら様でしょう?」

と、固い表情のまま問いかけた。慌てて自己紹介をし、ミロから届いたメールを見せた。彼女は、表情を崩すことなくミロが不在だという事をいい、頼まれていた南瓜を手渡してくれた。
 当たり前だが、ミロの前で見せていた穏やかな笑顔とは一変し、不愛想で冷たい声をしてた。どうやら随分と警戒心が強い女性らしい。
 家に帰ると、「どうしたの、カミュ?元気がないよ」と氷河に心配された。
 まったく情けない。甥に心配されるようでは、私もまだまだ未熟だ。
 もとから実ることなどあり得ない恋だ。同性、子持ち、その上ミロには恋人がいる。この恋に明るい未来はないのだ。それに氷河を引き取った時に、この子を立派に育てるためだけに生きようと誓ったではないか。私には恋をする暇などありはしないのだ。

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プロフィール
HN:
春乃
性別:
女性
職業:
主婦
趣味:
読書
自己紹介:



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